#1 書道家であり、ドラァグクィーンでもあり。
書道アーティスト Maaya Wakasugi
- Magazine ID: 2046
- Posted: 2015.02.02


書道家でありアーティスト。手にしているのは、馬のたてがみで作った愛用の大筆だ。フランスに居を構えながら、ニューヨーク、ロンドン、台湾など世界各地でパフォーマンスを披露。タイ王室やあのマドンナも、彼の作品を所有しているという。
でもそういう説明だけでは、彼のすべては語れない。
っていうか、そんな紋切り型の文章ではこの人、Maayaを語りきれないのだ。
「二面性ってことですよね。6歳から書道を始めて30余年続けてきましたから、もちろん書道家としての自信もある。同時に僕は生まれついてのゲイであり、ドラァグクィーンなんです。その両方を常に探求しながら自分を見つめているし、今回、このYEOの取材を通して再確認したい、という思いもあります」
ドラァグクィーンっていうと、あの、えーと・・・・。
「英語で書くとDRAG QUEENです。薬はDRUGだから、それと混同しないでね(笑)。ドラァグって〝引きずる〟という意味なんです。コテコテにメイクしてロングドレスを着た派手なゲイがドレスを引きずるからドラァグクィーンと呼ぶという説もあります」
というわけで今回、YEOにドラァグクィーンが初登場!
明日からの展開を、乞う御期待!
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出演:Maaya Wakasugi
17歳で初個展を行い、「古代文字」をモチーフとした独自のスタイルを確立。ロンドン大学での個展、パリのルーブル美術館公認の関連NPOロゴマーク制作、アーティストやクリエーターへの作品提供とコラボレーション、パリやベルリンでのパフォーマンスなど、世界各地でさまざまな活動を続けている。昨年は台湾の襲園美術館で個展を開催、7月にはNYをベースに活動するバンド『Computer Magic』とMoMAで共演し、即興パフォーマンスを披露した。
Maaya Wakasugi個展
『La Coastline』2月4日(水)~13日(金)
Moca東京
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-14-17 2階
http://goodagingyells.net/colorful-stationMaaya Wakasugi
オフィシャル・ホームページ
http://www.maayamaaya.com/お問い合わせ
【OFFICE303】
オフィシャル・ホームページ
http://www.office303.jpTel 日本
(81)3-6276-5607
Tel台湾
(886)925-188-444 -
取材/文:岡本麻佑
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://www.haginiwa.com/