3人目は大きな瞳が魅力的なシャーリー。モデルになったきっかけは?

「私は台中という街の出身です。大学進学で台北に引っ越してきました。大学の夏休みにオーディション・イベントに応募したのがきっかけです。そこでスカウトされてからポージングやウォーキングのレッスンを受けてきました。今の事務所には3年前から所属していました。でもずっと歯科矯正をしていたので、それが原因でお仕事が決まりませんでした。今年になってから歯科矯正が終わり、本格的に活動を始めました」

 台湾モデルズは派手なメイクに強い印象の欧米タイプが主流。シャーリーのようなどこかあどけなさが残る可愛いイメージのモデルは少ないそうだ。事務所サイドもそんな魅力を気に入って売出し中。そんな彼女、日本が大好きで大学時代は日本語を専攻していた。

「昨年北海道へ旅行しました。それでまた日本語の勉強を少しずつですが始めようと思ったんです。まだまだ話せるレベルではないですけど、がんばって話せるようになりたいですね」

 ファッションだけでなく、日本の文化、日本ならではのクリエイティビティにも興味があるらしい。

「たとえば車のCMでジャン・レノがドラえもんを演じていたり、ちびまる子ちゃんを実写化したり、ものすごくシュールに見えますが、個人的に大好きです。こういう感性は日本人独特のもの、素晴らしいアイディアだと思います。もし日本に住む機会があれば、こういったセンスを身に付けたいです(笑)」

 是非日本でも活躍してほしいです。このルックスで日本語が話せるようならタレントとして売れちゃうかもよ。

「見た目と内面のギャップがあるって言われます。『とっつきにくい感じに見えるけど、実はおバカキャラだね』っていうのが言われます。自分でもそう思います。そこが私の魅力かな」

 マスコミ業界の皆様、スタイル抜群、モデルもできるおバカキャラタレント・アジア圏外国人枠でいかがでしょう。

  • 出演:シャーリー

    Eelin(所属事務所) http://www.eelin.com.tw

  • 取材・コーディネート:木山善豪(OFFICE303)

    台湾における撮影コーディネートおよびビジネスコンサルティングを手がける。自身がプロデューサーを務める、日本と中華圏を結ぶWEBマガジン「Bimajin」も絶賛公開中!
    OFFICE303 http://www.office303.jp
    「Bimajin」 /bimajin.jp

文:横田一郎
撮影:萩庭桂太