夢は東京ドーム、ステージのセンターに立つこと
黒木晴香
- Magazine ID: 1321
- Posted: 2013.09.20
プライベートは地味だけど、プロのダンサーです。クラブに踊りに行くくらいはするのでは? 聞いてみるとこれまた。
「宮崎の地元にいた頃は公園でダンスの練習をしたりしていたんですけど。そんな田舎の感覚で、以前6人グループの頃、野外で大きい音出して練習していたら、警察呼ばれて怒られちゃったんです。それがトラウマになってしまって、東京では外で練習しちゃいけないんだと思っていました。でも、最近いい場所を見つけたんです。近所にガラス張りのビルがあって、踊りたくなるそのビルの前に行って踊るんです。音はイヤホンで聴きながら一人で踊ってます。ちゃんとしたリハーサルはスタジオを借りてやりますけど。普段はそのビルの前が練習場所です。クラブに踊りに行くようなこともなくて、クラブに行くならそこで一人で踊っていたいですね」
クラブにも行かない。プロフェッショナルは意外とそういうものなのでしょうか。しかしです。さすがに彼女もダンサーである以前に一人の女性であるわけです。結婚願望は?
「子供が好きで保育士の資格を取ろうと思ったこともありました。だから子供は欲しいです。結婚は、ウィル・スミスさんが好きで、結婚すると思っていました(笑)。直感で結婚する! って思ったんですけど、その直感ははずれました。当分ないと思います。願望もあまりないです」
ダンスが恋人ってわけですか。ならばダンサーとしての目指すべき頂点、目標はどこに?
「ダンサーとしての目標は大きなステージで踊りたい。まず武道館、最終的に東京ドームで歌って踊ってみたい。もちろん自分がセンターで」
やはりそこですか。そうだよね、東京ドームでしょ、やっぱり。期待どおりの答えにちょっとホッとした。ちなみに、東京ドームとはまた別の目標も持っているそうだ。
「将来的な目標としては母と一緒にダンス・スタジオの経営を東京でやれたらいいなと思っています」
次世代のダンサー育成まで考えてらっしゃる。見上げた心意気、プロフェッショナルであるということだけではなく、一人の人間としてご立派! 自分がダンスを通して得られた素晴らしい体験、そのバトンをしっかりと次に渡すことまで考えてる。ダンスは決して踊っている時だけの自己満足に終わるものではなく、受け継がれてこそカルチャー、アートに昇華するものなのでしょう、きっと。
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出演:黒木晴香
1987年3月10日生まれ、宮崎県出身。3歳からダンスを始める。特技はダンスと暗記。趣味は映画観賞とストレッチ。6人組のグループ、CASSISでデビュー。その後、ダンス・ヴォーカル・ユニットSherryに参加。現在も二人組のユニットとして活動中。その他にも、テレビ・ドラマ、CM、舞台、グラビア、ラジオ等マルチに活躍中。
Sherryオフィシャル・ホームページ http://www.mh-fujiga.com/sherry/
Sherryオフィシャル・ブログ http://ameblo.jp/sherryweb/
黒木晴香ツイッター https://twitter.com/Sherry_Kuroki/
取材・文:横田一郎
撮影:萩庭桂太