SPEEDに憧れ、ダンス漬けの生活を送っていた少女は当然のごとくダンサーを目指す。高校卒業後、地元の短大に行ってから上京。6人組のダンス・ヴォーカル・ユニットのオーディションに合格したのがきっかけ。

「母親がダンスの先生なのでこういう仕事を理解してくれて応援してくれていたのも大きいですね。だから上京することに反対されることもなかったです。最初は住むところも決まっていなくて、マンスリーマンションに2カ月くらい住んでいました。人の多さに慣れず、一人ぼっちで寂しかったですけど、徐々に慣れていった感じです」

　その後、Sherryというダンス・ヴォーカル・グループに参加。CDもメジャー・レーベルからリリース。現在も二人組のユニットとして継続している。決して順風満帆というわけではなかったようだが、着々とそのキャリアを築き上げてきたようだ。ご覧のように容姿端麗ですから、ダンスのお仕事以外にもオファーがある。テレビ・ドラマ、CM、グラビア、舞台、ラジオ・パーソナリティなどなど多くのお仕事をこなしていく。

「音楽、ダンス、がメインのお仕事ですが、それ以外のお仕事もさせてもらっています。トークやMCのお仕事もしましたけど、あまり喋るのが得意ではないのでちょっと大変でした。いろいろアドバイスをもらったり、人と話すことを意識して練習したつもりでしたけど、あまり上達しなかったですね（笑）。演技のお仕事は面白いです。お芝居は相手がいて駆け引きがあって、ダンスとは全然違う面白さがあります。まだまだ勉強中ですが、チャンスがあればやってみたいです。振りも今は専門の先生に付けてもらっています。でも、いずれは自分でやりたい。自分だけでなく、いろいろなアーティストに自分の振り付けをする仕事をしてみたい」

　歌、ダンスだけでなくいわゆるタレント業務一般も広くこなしているわけだ。さらに振り付け、作詞作曲にも意欲的。

「作詞にチャレンジしています。いろいろなアーティストさんの作品のコンペみたいなものがあって、デモ・テープをいただいて、自分なりにイメージして書いているんですけど。難しいですね。いずれ作品として形になるといいんですけど。もちろん自分が歌う曲も自分で作詞をしてみたいです。ピアノを少々弾けるので、作曲もしてみたいです。歌って踊れて、作詞作曲もする。出来たらいいですよね」