杏子がそもそも真面目な女の子だった話は月曜日にもしたけれど、高校時代は金縁眼鏡の帰宅部所属、閉鎖的で保守的な環境の中、息を潜めて暮らしていたという。

「だから、恐竜、好きなんです! 中世ヨーロッパでは、聖書至上主義だったから、発掘された恐竜の骨を前に、科学者たちがすごく困ったらしい。なぜなら、全能の神が人間を創造する前に他の生物が存在したということは、認められないから。でも恐竜の存在がそれまでのガチガチな既成概念を打ち破ったんです。私にとってロックも同じようなものだった。それまでの真面目少女を別人にしてくれる、すごいパワーがあったんです」

 一番好きなのはトリケラトプス。でも映画『ジュラシックワールド』を見たらプテラノトンも面白いなと思いつつ、ベロキラプトルという小型肉食恐竜にも心惹かれているとか。

「でもやっぱり、ブラキオザウルス。草を食べながら巨大化していくのもいいな(笑)」

 現代のロックシーンに生きる杏子ザウルス、これから巨大化していくかも。

  • 出演:杏子(きょうこ)

    1992年、BAABEE BOYSの解散後、ソロで活動。現在、ラジオ番組のパーソナリティをはじめ、映画・舞台など、幅広いジャンルで活躍中。2014年人気エクササイズとコラボ、作曲に時代を超えて大ヒット曲を続ける筒美京平、音楽史に残る名作を手がけた作詞家・湯川れい子を迎えたシングル「恋するBAILA BAILA」が話題を呼ぶ。2015年9月30日に、いまみちともたか、Chris Mosdellほか、国内外で活躍するアーティストが参加のシングル「 Flamingo Rose」をリリースする。全5曲、人気エクササイズ『BAILA BAILA』とタッグを組んだ、杏子×BAILA BAILA完全コラボレーション・パッケージ。

    オフィシャルサイト http://www.office-augusta.com/kyoko/

    ヘアメイク:村端ジン

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/