16歳という年齢は、月曜日の朝と似ている。
これから金曜日まで毎日、会社に（学校に）いかなきゃならない。今週中に、あれもこれもしなきゃならない。するべきこと、片付けることが、いっぱいある。そんな気の重い、先の長ーい感じが、どこか似ている。大昔、1年間だけ16歳女子だった経験があるから、よくわかるのだ。
今週のＹＥＯのヒロイン・玉田志織は、16歳。昨年の美少女コンテストで、審査員特別賞を獲得した国民的美少女だ。この審査員特別賞というのは、上戸彩、米倉涼子に代表されるように、ブレイクしたらハンパない。典型的な美女より、特別な美女。一位じゃないけど、ある意味、一位よりおいしい。
でも玉田志織は、こう言った。
「うれしかったですけど、くやしかった。本当は一位になりたかったです」
　強気でまっすぐ。こんな台詞が似合ってしまうくらい、玉田には存在感がある。
ひょっとしたら、彼女の可能性を伸ばすために、関係者はわざと一位にしなかったのではないかと、うがった見方をしたくなる。
　案の定、受賞後はユニチカのマスコットガールや高校野球大会センバツ応援イメージキャラクターなど、美少女の登竜門を連続突破。初めての写真集が先週土曜日、発売されたばかりだ。その写真集のタイトルが『はじめまして　16歳。』。
　だけど16歳という年齢は、月曜日の朝。けして楽しいだけじゃない。そんな彼女のありのままをおいかけながら、ＹＥＯは金曜日まで連続更新。ところであなたの16歳は、どんなでした？

  • 出演 :玉田志織　　たまだ　しおり

    2002年2月20日生まれ、宮城県出身。2017年8月第15回全日本国民的美少女コンテスト　審査員特別賞受賞。2018ユニチカマスコットガール。第90回記念選抜高校野球大会センバツ応援イメージキャラクター。TBSラジオ『High School a go go!!』（毎週月曜日21:00～21：30）レギュラー高校生サポーター。ファースト写真集「はじめまして　16歳。」（ワニブックス）2018年6月30日（土）発売。

    オフィシャルサイトhttps://beamie.jp/d/shiori_tamada.html

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    取材／文：岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影：萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/

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