この春から、大学生。日本大学芸術学部映画学科で、学生生活を楽しんでいる。
この先、どんな女優になりたい?
「少女マンガのヒロインには、絶対自分は向いてないと思うんです。キラキラふわふわっていうビジュアルじゃないし、見ている人たちをときめかせるような何かを出せる気がしない(笑)。どちらかというとヒロインをいじめる子とかライバルみたいな、そういう立ち位置になるのかなぁって」
 ずいぶんクールな自己分析。そこには自分の好みも入っているのでは?
「コメディとかもやりたいし、どシリアスな、ドロドロ系もけっこう好きなんですよね。何かひとつ心に闇を抱えているような役柄とか、やりたいなって。もちろんそういう役ほど演技力が要求されるのはわかっていますけど、カワイイだけじゃダメじゃん、って思っているし。特別カワイイわけでもないって自分のこと、わかっているから。クセのある役、やれる女優になりたいですね」
 つまり狙っているのは、女・阿部サダヲ。メインでも脇役でも、無理なくその役を生きてしまう、どんな役でも魅力的に見せてしまう役者に、彼女はなろうとしている。
「はい、息の長い女優になりたいです」
 これからの成長を、楽しみにしているよ!

  • 出演 :早乙女ゆう   さおとめ ゆう

    1999年2月27日生まれ。東京都出身。2012年中学2年のときにJUNONGIRLSコンテストでベスト30に入ったことをきっかけに現事務所に所属。2013年9月舞台デビュー。2016年集英社『週刊プレイボーイ』2代目〝週プレ3姉妹〟の次女。同年8月舞台『Dice  or Scythe~賽か死か~』で初のヒロインを務めた。
    事務所サイトhttp://www.suns.fm/yu-saotome/

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/