ＹＥＯに登場してくれる女優＆モデルのみなさんは、スカウトされてキャリアをスタートした、という人が多い。今週のヒロイン、矢崎希菜もそのひとり。だけどスカウトされることに対する対応は、いかにもイマドキのＪＫ、じゃなくてＪＣっぽいものだった。
「中学３年のとき、２年くらい前かな、うちの近くの商店街で夏祭りをやっていて、友達とふつうに歩いていたら、マネジャーさんに声かけられたんです。私はそのとき、ジーパンに半袖Ｔシャツで髪も短くて、男の子みたいだったんだけど」
　当のマネジャーによると、「派手な感じがしなくて、清楚系で良かった」とか。
　実は彼女、スカウトされるのはそれが５回目。
「それまでは原宿とかで、友達と歩いているのに呼び止められて、いきなり芸能界についてペラペラ話しだす人ばかりで、そういうのってちょっとアヤシい感じですよね？　だから〝ごめんなさい〟ってスルーしてたんです。友達とどこか行くために歩いているのに、私ひとりにだけ話しかけられても、困るし。でも今回は名刺をぱっと渡されて、それだけだったので、感じが良かった。あとから自分で調べたら、知っている女優さんとかがいる事務所だったので、信用してもいいのかなって」
　スカウトされるのは、日常茶飯事。どんな事務所か、スマホで調べればある程度わかっちゃう。で、矢崎希菜は考えた。
「中学ではずっとバスケ部にいて、キャプテンだったんです。週５で練習してたから忙しくて、他に何もしてなかった。でもそのとき中学３年生で、ちょうどバスケを引退したばかりだったんです。他に何もすることなくて、高校受験にもあまり気分が乗ってなくて。タイミングよくスカウトされたから、やってみようと思いました」
　夏にスカウトされて、初仕事は10月。以来順調に仕事をこなしている。ＣＭ業界は彼女を待っていた、のかもしれない。
そこからの活躍は今週のＹＥＯで、金曜日まで連日更新。読むとお腹がすくような記事が続きます、たぶん。