『ブラスト!』は日本でも超人気のエンタテイメント。今年も7月から10月にかけて、47都道府県を駆け巡る予定だ。2003年に日本上陸以来、通算10回のツアー(全740公演)は毎回大成功。111万人以上のファンが熱狂し、リピーターも多いとか。
とはいえ、『ブラスト!』って何? という人も多いはず。ざっくり説明すると――。
ステージ上を縦横無尽に動きながらドラムをたたき、トランペットを吹くミュージシャンたち。色とりどりの旗やバトンをもったダンサーたちが、間をぬって踊り出す。超絶技巧のドラムが繊細な表情を魅せたり、トランペット同士がデュエットのように奏でたり。60種以上の楽器が次から次に登場し、完璧なインフォメーションで名曲の数々を披露する。
いつもだったら客席からは見えないオーケストラピットで音を出す楽器たちが、舞台の上に飛び出して踊ったり歌ったりしているみたい。マーチングバンドが町中から舞台の上になだれ込んで、〝こんなこともできるんだよ!〟って踊り出したようにも見える。
もともとは、アメリカに根付いていた『ドラム&ビューグルコー』。軍隊から生まれたマーチングバンドで、タイコとラッパと旗で兵士たちの士気を高めるものだった。それが青少年育成のために活用され、進化し、洗練されて、次第にショーアップ。さらに舞台芸術としてブラッシュアップされたのが、この『ブラスト!』なのだ。
とりわけ昨年、日本で世界初公開となった『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』は、ディズニー大好きな日本人ファンに大好評。今年はさらに磨きをかけて公演するというから、楽しみだ。しかも、スタッフの中には日本人が5人もキャスティングされている。
というわけで今週のYEOは、『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』に出演する日本人キャスト5人(石川直・和田拓也・米所裕夢・本庄千穂・藤井麻由)の中から4人をクローズアップ。金曜日まで連日更新、世界最高水準のパフォーマーたちに、迫ります!

  • ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー

    アメリカの南北戦争に起源をもつ伝統的ドラムコーをショーアップしたエンタテイメント。1999年12月14日ロンドンのアポロ劇場で初公演。2001年にはブロードウェイに進出し、トニー賞(最優秀スペシャル・シアトリカル・イベント賞)とエミー賞(最優秀振付賞)を獲得、全米ツアーを展開した。2003年日本初上陸。以来10回のツアーはすべて大成功を収めている。
    公式ホームページ http://www.disney.co.jp/eventlive/blast.html

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/