#4 40代で産むということ
吉沢梨絵
- Magazine ID: 3413
- Posted: 2016.11.17
20代はまだまだ人生始まったばかりだし、30代は仕事が面白かったり、忙しかったり。『いつ産む?』は女性の一生の中で重要な課題だ。以前YEOで取材した産婦人科の女医さんは、『母体のことを考えると、なるべく早めに。できたら40歳になる前に』と言っていた。医学が進歩した今でも出産は、場合によっては命がけ。若いに越したことはないみたい。吉沢さんの40歳という年齢は、ボーダーとも言われている。
出産予定日は11月10日。初産は予定日より後ろにずれ込むことが多いというし、14日はスーパーフルムーンと呼ばれる満月の日。出産は満月の日が多いというから、多分その頃かも、と吉沢さんは予想していた。
「無痛分娩とか帝王切開とか、今は出産前にいろいろ選べる時代なんですね。でも私はせっかくだから、普通分娩でいってみようかなと思っています。すごく痛いと聞いているのでドキドキですけどね。もしかしたら人生でたった1度のことかもしれないし、痛みもなにも、とことん味わってやろうと思って」
実際には予定日よりずっと早く、帝王切開で無事出産。
「赤ちゃんがお腹の中で予想以上に大きく育っていたことと、私の骨盤が小さかったこと、そして私の年齢が40歳ということもあって、大事をとって帝王切開で出産することを勧められました。無事に産まれてくれて、元気な姿を見ると、どんな方法であれ、産まれてきてくれて良かったと思います!」
母子ともに健康で、吉沢さんは出産の翌日から歩行訓練を開始。
「ずっと舞台をやっていたおかげで、体力はあるみたいです。昨日産んだばかりなのに、すごい元気ですね、と言われました(笑)」
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出演:吉沢梨絵(よしざわ りえ)
1976年9月25日生まれ。東京都出身。1981年『劇団ひまわり』に入団し、子役としてTVドラマや映画に出演。1997年エイベックス(VOCALAND)から歌手デビュー。2002年劇団四季に入団。『マンマミーア』『赤毛のアン』『ふたりのロッテ』などで主演をつとめ、数多くのミュージカル作品に出演。2009年に退団し、イギリスに渡る。2010年帰国。2011年から芸能活動を再開。2016年1月から休業し、11月上旬第一子となる女児を出産した。
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/yoshizawarie/取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/