#4 今、必死です
ハイヒールで歩き出した16歳 夢乃
- Magazine ID: 3282
- Posted: 2016.06.30
撮影当日、夢乃の左肩には赤いアザができていた。
「昨日、お祭りで、お神輿を担いだんです!」
今までは子ども神輿だったけど、今年は卒業。でも娘神輿では他の人と身長が合わないので、男神輿にまぜてもらったという。得意そうな顔で、ニッコニコ。16歳らしい笑顔だ。
「そういう下町っぽいこと、みんなでワイワイやる行事が好きです。そのお祭りは4年に1度なので、私はゼロ歳、4歳、8歳、12歳と行って今年で5回目、皆勤賞です(笑)。昨日はそれから、たこ焼きと綿アメを食べました」
次の祭は4年後、20歳のとき。いったいどんな20歳になっているのだろう。
これから先、何をしたい? 女優さんとか、パリコレとか。
「そうですね、まだ簡単に言えないです。モデルにしても女優さんにしても、まだまだ勉強しなくちゃいけないことがたくさんあって、必死なので。多分、いま教わっていることが少しでも身について、楽しめるようになったら、あれもしたいこれもしたいって言えると思うんですけど」
モデルとしてのキャリアはすでに、動き出している。今年5月には『TGC CAMPUS 2016 Spring Edition supported by beachwalkers』でステージ・デビュー。ハイヒールで見事キャットウォークを制覇した。
「出るまでずっと緊張していて、喉がカラカラだったんですけど、でも出たらすごく楽しかったです!」
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出演:夢乃(ゆめの)
モデル。2000年1月28日東京生まれ。フェイスブックに載った写真をきっかけに今の事務所にスカウトされた。まだ仕事を始めたばかりのニューフェイス。
オフィシャルサイト http://www.scroll2003.com/category/talent/
ヘアメイク:内藤歩
取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/