昨年は映画に出演。演技にも挑戦している。

「女優に向いていると言って下さる方がいて。私自身も、演技していてすごく楽しいんです。自分の心をまずどこかに置いて、違う人の心を入れる。他の人になるために、どこまで自分を投げ捨てられるか、ですよね」

 出演した作品は『けんじ君の春』。戸塚純貴さん演じる主人公が恋する女の子の役だ。

「最後に泣くシーンがあって、撮影のとき、なかなか泣けなかったんです。すると森田亜希監督が〝これは私の実話で、あなたが演じているのは私自身なんだよ〟って。その時から初めて感情移入というか、その女の子になりきれたような気がします。その後、OKをいただいた撮影のとき、私の心は、すごく泣いていました」

 そして今度は、舞台への挑戦。2月25日(木)から29日(月)まで王子小劇場にて、劇団アナログスイッチの『ラスボスのお城の前で』に出演する。

「間近で見られる小劇場の演劇って、面白いですね。私、舞台に立つには声も小さいしまだまだだと思いますけど、今回はコメディなのできっと面白いと思います。みなさんに見て欲しいです!」

  • 出演金城茉奈:(きんじょう まな)

    1996年2月24日、沖縄県生まれ。地元でスカウトされ、沖縄でモデル活動の後上京。TOKYO Girls Collectionはじめさまざまなファッションショーに出演。今年1月、2代目マイナビウエディングガールに選出された。TOKYO GIRLS RUNの専属モデルとして、トレーニングに打ち込んでいる。
    Grick所属 オフィシャルサイト http://grick.jp

    オフィシャルブログ http://ameblo.jp/mana-kinjho/

    『ラスボスのお城の前で』
    2月25日(木)~2月29日(月) 王子小劇場  http://analogswitch.jimdo.com
    脚本・演出 佐藤慎哉 アナログスイッチ【佐藤佐吉ユース演劇祭選出!】

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/