ここで素朴な質問を。

 あの-、水じゃなくてもコーヒーとかお茶を飲んでいれば、いいですよね?

「ダメです(笑)、お水じゃないと。カフェインには利尿作用があるので、身体の水分を排出してしまうんです。カフェインが入っていないお茶ならまだしも、ですけど、それでもお茶に含まれる成分を分解するためには水が使われますので、やっぱり水分不足になってしまう。そもそも人間の身体は、ちょっと動くだけでも、体内の水分を使うんですよ。まばたきするにも、胃腸が動くのにも、全部水分が使われる。ですからふつうの水を飲んだほうが身体に負担がかからないし、きちんと水分が補えるんです」

 入浴に使う水(お湯)にも、気配りが必要。

「水道水に入っている塩素がタンパク質を壊してしまうので、そのままだと肌が荒れやすくなります。入浴剤を入れれば塩素は中和されますから、肌にやさしくなるんです。洗顔のときも、水道水じゃないほうが、本当は良いんですよね」

 さらに料理の味も、お水次第。

「お米は乾いていますから、研ぐときに最初のお水を80%くらい吸収しちゃうんですよ。だから最初のお水と炊くときに入れるお水は、大事です。私はミネラルウォーターを使いますけど、本当においしく炊けますよ」

  • 出演:宝積有香(ほうしゃく ゆか)

    1975年7月6日生まれ。北海道出身。北海道でモデルやローカル番組などに出演後、1995年に上京して女優・タレントとして活動開始。BS-TBSの『ケータイ刑事 銭形シリーズ』では〝○○クィーン〟と肩書きがつく役で出演、一部ファンには〝クィーンさま〟と呼ばれている。ドラマ、舞台、映画、CMなどで幅広く活躍。水に関心を持ち、アクアマエストロという資格を得て、フェイスブックや各メディアで水に関する啓蒙活動を続けている。

    オフィシャルブログ http://stblog.stardust-web.net/hoshakuyuka/

    舞台『前向きな人達』(仮題)

    12月6日~13日 情報公開は順次オフィシャルサイトにて公開予定。
    オフィシャルサイト http://official.stardust.co.jp/houshaku/index2.html

    ヘアメイク:上田忍 (S☆mode)

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『BAILA』『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://www.haginiwa.com/