#4 スタジオが僕のアイデンティティ
オールマイティな〝歌うたい〟 結城安浩
- Magazine ID: 2396
- Posted: 2015.07.02

デビューまで回り道をしたものの、結城さんはスタジオ・ヴォーカリスト出身であることに、誇りを持っている。表には出ない仕事だけれど・・・。
「スタジオって、本物のプロフェッショナルが働く現場なんですよ。世に出られない人がやっている〝下積み〟と思われがちですけど、そうじゃない。どんな要求にもしっかり応えられるプロというか。僕はスタジオで育ったので、そこにアイデンティティがあります」
どんな歌でも歌える結城さんだからこそ、こんな仕事も。
「『仮歌』という仕事があるんです。曲ができたとき、アーティストに譜面を渡してもニュアンスが伝わらないことが多いので、スタジオで作詞家や作曲家から〝こんなふうに歌って〟という要望を聞いて、僕が歌って音源を作るんです。NHKで流していた『花は咲く』という曲も、世の中で一番初めに歌ったのは僕です!(笑) 僕の歌を聴いて、いろいろな方が曲を覚えて歌ったんですよ。西田敏行さん風に、と言われて、それ風に歌ってみたり。着ぐるみを着てテンション上がる、みたいな感じで、楽しいんです」
ちなみに趣味は、料理と将棋。アウトドアが好きなので、戸外で使えるダッチオーブンが、最近のお気に入りとか。
「ダッチオーブンは準備が必要だし、火を通すのに時間がかかるけど、そこがいい。食べるためだけに時間をかけるのって、究極の贅沢かもしれないって思うんです」
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出演:結城安浩(ゆうきやすひろ)
1977年2月25日埼玉県生まれ。1995年よりプロヴォーカリストとしてスタジオワーク、セッション、著名アーティストのサポートを経験。同時にシンガー・ソング・ライターとしてLIVE活動を行う。2007年に『ESCOLTA』のメンバーとしてメジャーデビュー。2010年からソロ・アルバムを発表し、3枚目の『月の海』(2013)はタワーレコード渋谷店クラシック週間チャート1位を獲得。3オクターブの音域を変幻自在に操り、ポップス、R&B、ジャズ、ソウル、ブルース、ロック、フォーク、クラシカルなど、ジャンルを超えたマルチシンガーとして活動している。現在はソロ、『ESCOLTA』の活動と並行して舞台音楽、作詞/作曲、プロアーティストのヴォイストレーナーなど活躍の場を広げている。
現在2本のレギュラーラジオ番組〝FM湘南ナパサ〟78.3MHz「結城安浩のスローライフ」(毎週日曜日15:00~15:30)と、7/2~新番組〝すまいるエフエム〟76.7MHz「結城安浩のもくもくRADIO NIGHT」(毎週木曜日21:00~21:30)に出演中。オフィシャルサイト http://www.yukiyasuhiro.com
LIVE TOUR 2015 Final
7月4日 東京@TOKYO FM Hall 16時30分開場/17時スタートCharge;¥5000(税込・自由席)
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『BAILA』『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
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撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://www.haginiwa.com/