5 ミュージカル人気急上昇
笹本玲奈
- Magazine ID: 3859
- Posted: 2019.04.12
それにしても。このところ日本のショービズ界では、ミュージカル人気がスゴイ。新作や意欲作が相次いで上演されるし、観客数も増えているようだ。
「ミュージカルって、いきなり歌ったり踊ったりしてついて行けない、という人はまだいるかもしれないけど、ずいぶん抵抗がなくなってきていると思います。たぶん、ディズニーアニメのおかげではないかと思います。特に『アナと雪の女王』が大ヒットしましたよね。あれは完全にミュージカルですけど、ミュージカルだと意識して見ていた人は少ないと思う。何の違和感もなく、楽しいものは楽しいって、わかってもらえたんじゃないでしょうか」
そういえば最近はテレビCMも、なんだかミュージカル仕立てのものばかり。歌って踊って楽しそう、しかもカッコイイ。
「幼稚園とかでも、学芸会でミュージカルをやったり、しているみたいです」
出演する人も、増えてきた。
「他ジャンルの方がミュージカルに出て、キラキラと存在感を発揮されることが多くて、初めて見たときはびっくりしました。すごいなって思います。ブロードウエイでも、映画スターとかテレビ俳優さんたちがミュージカルをやるようになってきていますし。もともとミュージカルの世界で育ってきた私にとっては脅威というか、コワイ存在です(笑)」
とはいえ笹本玲奈自身もミュージカルの枠を超えて、TVドラマに出たり、ストレートプレイの舞台に出たり。脅威なのは、お互いさま。
「そうですね、とにかくお芝居するのが好きなんです。歌ったり踊ったりすることよりも、なにより表現することが、好きなんですね。ですから他の人の活躍を見ると、影響されるというか、頑張ろうっていう気持ちになります!」
20周年、まずはコンサートのタイトル通りに深呼吸してから、笹本玲奈はまた歩き始める。 SHOW MUST GO ON! 人生もまた、続いていく。
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出演 :笹本玲奈 ささもと れな
1998年ピーターパンとして、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』で主演デビュー。その後『レ・ミゼラブル』(エポニーヌ役)、『ミス・サイゴン』(キム役)などに立て続けに出演し、2007年『ミー&マイガール』(サリー役)、『マリー・アントワネット』(マルグリット役)にて第32回菊田一夫演劇賞を最年少受賞。翌08年『ウーマン・イン・ホワイト』(マリアン役)にて第15回読売演劇大賞女優賞及び杉村春子賞を受賞。以降もミュージカルを中心にテレビや舞台などで幅広く活躍している。近年の主な出演作に『マリー・アントワネット』(マリー・アントワネット役)『ジキル&ハイド』(エマ役/ルーシー役)『マンザナ、わが町』(リリアン竹内役)『ラブ・ネバー・ダイ』(メグ・ジリー役)など。
ホームページ https://www.horipro.co.jp/sasamotorena/
【公演情報】
『加美乃素Presents笹本玲奈20thアニバーサリー・コンサートBreath』
7月20日(土)19:00開演 ゲスト ソニン/21日(日)12時半開演 ゲスト 佐藤隆紀(LE
VELVETS)/21日(日)17時開演 ゲスト石丸幹二
よみうり大手町ホール チケット発売日4月13日(土)http://hpot.jp/stage/sasamoto-rena20th
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取材/文:岡本麻佑
国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。
撮影:萩庭桂太
1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
http://keitahaginiwa.com/