加藤千晶は小さな頃から、デザイナー志望だった。
「4歳のとき、保育園で将来なりたいものを聞かれたとき、デザイナーと答えていました。そうなるものだって思い込んでいたんです。しかも自分は起業するものだと決めていて。そのまま一直線で、ファッションの専門学校に在学中から、30歳くらいで独立しようと決めていました。
私の祖父が、今思うと起業家だったんですよ。50代で脱サラして盆栽の鉢の修理とか豆乳とか、ブームを見越して代理店になったり商売を始めたり。小さい頃からその祖父と一緒にいろんな業者を回っていたので、影響を受けているのかもしれません (笑)」
 学校を卒業してからは、起業に向けて活動を開始。
「20代は勉強の期間と決めていたんです。卒業後はまず、在学中からお世話になっていたレザー専門のファッションメーカーに1年半、勤めました。コレクションブランドの革のドレスとか、マダム向けのレザージャケットとか、作っていた会社です。その後2年間は、OL服の企画会社へ。コンサバな服は個人的に苦手だったのですが、食わず嫌いはよくないし、やってみないとわからないので。そしてその後4年間は、国内のコレクションブランドのデザイナーをやっていました」
 その間、服作りに関わるさまざまな業種の人たちと接し、話を聞いてきた。生地の織り元、縫製工場で働く人の話が、加藤千晶の栄養になった。そして同時に加藤は、ファッション業界が抱える問題に、直面することになる。

  • 出演 : 加藤千晶 かとう ちあき

    服飾作家  1978年生まれ、三重県四日市市出身。バンタンデザイン研究所を卒業後、アパレルデザイナーの経験を約10年積み、2007年フリーランスになる。2009年デザインオフィス「a.ladonna.」設立。服だけにとらわれないさまざまなジャンルとコラボレーションしながら作品やイベントを創り出している。アーティストのステージ衣装やウエディングドレスのオーダーメイド、衣装のアレンジ、リメイクも多数手がけている。  
    ホームページ a.ladonna http://a-ladonna.com/

    “a.ladonna.-sale” SHOP http://aladonna.fashionstore.jp

    “a.ladonna.-rental” SHOP http://aladonnarent.thebase.in

    バリアフリープロジェクト“a.ladonna.+”
    協賛・協力・後援、募集中
    お問合せはinfo@a-ladonna.comまで

    撮影取材協力 (株)江戸ヴァンス 

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/