j-Pad Girlsは最終的に100人のアーティストの100曲をリリースさせるのが目標だという。1stシーズンの4人に加え、この12日には、2ndシーズンの4人も発表された。YOUR EYES ONLY登場に合わせての情報解禁ということで、我々は前もって次の4人にも会うことができた。

 まずはきれいなおねえさんチームから。顔は工藤静香似の、ものすごく大きなおねえさんがいた。聞けば、ミスユニバース2009ジャパン・ファイナリストの小幡尚美さんだ。176センチ。しかも10センチくらいのヒールを履いていらっしゃる。

「パリコレで、エイメリック・フランソワというデザイナーのショーでデビューしました。今は歌もやっていて『Anything goes』というボーカルとラップのユニットを組んでいます。今回は、楽器のパートを全部自分で覚えなくてはいけないので、バンドのメンバーの気持ちがよくわかりました。ベースってこんな感じなんだな、というふうに。そういう意味でムダじゃなかったですね」

 彼女が歌うのは「新世紀エヴァンゲリオン」の『魂のルフラン』。

「有名な曲だから、身が引き締まる想いですね」

 萩庭桂太は大きな女が好みらしく、終始上機嫌であった。彼女の肩より下のあたりをいそいそとついていく姿に、私は笑いをこらえた。

 もう1人のきれいなおねえさんは、伊藤寿賀子さん。読者モデルから商品プロデュースに携わるようになり、現在はブランドも持つ、今言うところの「おしゃP」(おしゃれプロデューサー)である。

「歌うのは好きなんですけど、仕事として本格的にやるのは初めて。できなかったところは家で練習して、ピアノをやっていたので、譜面にしたらすぐ理解できました。こんなふうに録音していくのかと不思議な感じでしたね」

 彼女が選曲したのは「ママーレード・ボーイ」の主題歌『笑顔に会いたくて』。

「15年くらい前のアニメなんですが、子ども向けにしては恋愛ドロドロで(笑)。そこが好きだったんですが、私の好きなケンコバさんがお笑いのライブで歌われていて、彼の熱い想いも伝わってきたんです! これを機にシンガーもやろうという野望が湧いてきました」

 きれいなおねえさんたちは、歌に本気なのである。

東京から世界に発信するメディアアート・プロジェクト
"j-Pad Girls" 2nd Season(CAMPFIRE)

http://camp-fire.jp/projects/view/490

  • 出演:小幡尚美

    千葉県出身。2009年ミスユニバース・ジャパン・ファイナリストとなり、モデルデビュー。その後歌手活動も始める。Anything goes所属。
    http://www.facebook.com/profile.php?id=1701148507 (facebookにログインすると見られます)

  • 伊藤寿賀子

    佐賀県出身。ミス青山学院大学を経て、赤文字系人気読者モデル、現在はMarbleeというブランドのファッションプロデューサー。PIALA MODELS所属。
    http://ameblo.jp/sugako-ito

  • 取材・文:森 綾

    大阪市生まれ。スポニチ大阪文化部記者、FM802開局時の編成部員を経て、92年に上京後、現在に至るまで1500人以上の有名人のインタビューを手がける。自著には『マルイチ』(マガジンハウス)、『キティの涙』(集英社)(台湾版は『KITTY的眼涙』布克文化)など、女性の生き方についてのノンフィクション、エッセイが多い。タレント本のプロデュースも多く、ゲッターズ飯田の『ボーダーを着る女は95%モテない』『チョココロネが好きな女は95%エロい』(マガジンハウス)がヒット中。
    ブログ「森綾のおとなあやや日記」 http://blogs.yahoo.co.jp/dtjwy810

撮影:萩庭桂太