ハギニワ氏が〝じゃあ君が日本で一番好きな場所で撮ろう!〟とジラユを連れて行ったのが、新宿西口にあるカメラ屋さん。ライカのカメラばかり、ずらずらずらーっと並んでいる専門店だった。店に入ると、ジラユの表情が一変。目がキラッキラに輝いている。

「歌も芝居も好きですけど、一番好きなのは写真を撮ることなんです。街中で風景写真を撮ったり、友達を撮ったり、なんでも撮ります。フィルムで撮るのも好きなんです。フィルムで撮ると、デジタルよりも味があると思います」

 そういえばコンベンション・ライブ会場でも、東京の日常風景を切り取ったジラユの写真が、何枚も展示されていた。〝上手だね、ちゃんと撮れてる〟と、ハギニワ氏のお墨付き。

「いつもは日本に来ても、何も買い物しないんですけど、今回はカメラを4台も買ってしまいました! もう貧乏になっちゃった(笑)」

 大丈夫、これから日本でたくさんお仕事してください。では最後にメッセージを。

「はい、日本のみなさん、僕のこと応援していただけると嬉しいです。特にこの記事を読んだ皆さん、電車で僕を見つけたら、声をかけてください。一緒に写真を撮りましょう(笑)」

  • 出演:JAMES JIRAYU(ジェームス・ジラユ)

    1993年9月19日生まれ。2011年、SNS【Facebook】上で芸能プロダクションの目に留まりスカウトされた。2013年テレビドラマで王族の家族を演じ、一気にブレイク。同年9月には初主演映画『First Love』が公開され、テレビドラマにも出演して、人気若手俳優としての地位を不動のものにした。トヨタ、ユニクロ、セブンイレブンなど日系企業のCMにも起用されている。2014年佐賀県でロケした主演映画『Timeline』が公開され、翌年主演男優賞、クールガイ賞を獲得。日本で撮影した写真集も発売された。2015年秋、活動の場を日本に移し、『東京ガールズコレクションTGC』にゲスト出演。来夏、バンコクで開催される『TGC in Bangkok』のアンバサダーに就任したことを発表した。インスタグラムのフォロワーは240万を超える。

    オフィシャルサイト http://jamesjirayu.com
    ツイッター  http://twitter.com/jirayu_jj
    インスタグラム  http://instagram.com/jirayu_jj

    ユニバーサルミュージック ジェームス・ジラユ オフィシャルサイト
    http://www.universal-music.co.jp/james-jirayu

    スタイリスト:高橋靖子

    ヘアメイク:高橋貢

    撮影協力:ライカブティックMap Camera Shinjuku
     Map Camera https://www.mapcamera.com/

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/