ついに、とうとう、フォークシンガー小象のメジャーデビューが決定した。しかもあの『ビクター』から! 5月16日からさまざまな名曲が配信される、らしい。
 小象がYEOに登場するのは、これが2回目(初回は2017年5月29日~6月2日、ぜひアーカイブで見て欲しい)。前回はその謎の風体からざっくりしたプロフィール設定、楽曲の魅力について切々と語り倒したけれど、あまりに個性的すぎて、小象の魅力は文章と写真だけでは伝えきれなかった。
ところが。今年2月16日のYEO恒例のパーティに小象が現れると、会場全体に大きなどよめきが! 弾き語りで『二人の中にどろぼうがいる』を熱唱すると、マジで感動の嵐。
「良かった! 生の小象、見たかったんだ」
「やっと小象の魅力がわかりました」
「すごい、これだったんですね!」
 そう、小象は生もの。そして本物。
 最初はそのルックスから来る印象で、面白がればいい。次にその曲を聴いて、笑ってしまおう。だけど2度3度と聴くうちに、笑いと一緒に不思議な感覚が芽生えてくる。共感、情感、そして、愛?
「小象の基本的なテーマは、愛です。ずっと〝愛って何ですか?〟って歌っています。〈愛を知らないフォークシンガー〉、愛がわからない人ですからね。ずっと問いかけてます。問いかけすぎて結局、わからなくなっちゃうんです」
 って、解説してるのは誰なんだ?
 未だに謎の多い、フォークシンガー小象。メジャーデビューを機に今再び、萩庭桂太のカメラがその素顔に迫る。いったいどんな表情を見せてくれるのか。明日から金曜日まで、連日更新。フォークシンガー小象の、明日はどっちだ?

  • 出演 :フォークシンガー小象 ふぉーくしんがー しょうぞう

    2000年より小林顕作(現・宇宙レコード)とフォークデュオ「羊」を結成。その後ソロ活動を開始。2012年よりWOWOWプレミアTVBros.TV~異色テレビ誌・テレビブロスがテレビになったよ。~エンディングテーマ「テレビのない世界」を歌唱。同年文化放送ラジオ「フォークシンガー小象の夜明けのフォークソング」でナビゲーターを務める。2014年新宿末廣亭「落語色物定席」夜の部ゲストとして出演、落語ファンの絶賛を集めた。

    〈ライブ情報〉

    フォークシンガー小象
    ビクター配信記念コンサート「小象天狗祭り」

    2018.6.7 thu 渋谷7th FLOOR
    open 18:30 / start 19:00

    ☆チケット発売中
    全自由 ¥3,000 (税込・入場時別途ドリンク代)
    詳細はこちら >>>https://www.hipjpn.co.jp/archives/48909

    (問)H.I.P. 03-3475-9999

  • YEOからお知らせ:YEO専用アプリ

    このYEOサイトにダイレクトにアクセスするためのスマホ・タブレット用の無料アプリです。
    とてもサクサク作動して、今まで以上に見やすくなります。ダウンロードしてください。
    iOS版 iOS

    Android版 Android

  •  

    取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/