YEOにはたくさんの女優、女優の卵、モデル、モデルの卵が登場している。地方出身の人たちは、ほとんどが〝東京に出てきた時は怖かった〟〝渋谷のスクランブル交差点を見て驚いた〟〝山手線に乗るときドキドキした〟などなど、出身地と東京のギャップを話してくれる。だけど長沢裕ほど、自分の故郷に対する強い思いを口にする人はいなかった。
「なんで私はこんなに頑ななんだろうと思います。ひとつ、思うのは、東日本大震災があったから、かなと。福島が大好きだし、私の場所なんです。でも同時に、私は福島に執着しているだけかもしれない。福島を言い訳にしているのかもしれない。福島が大好きな分、自分の自由を縛っているのかもしれないです」
 ともあれ、東京で働く日々が始まった。MCやリポーターとして出演するレギュラー番組は今のところ3本。うち1本は福島のテレビ局だ。これから先、どんな活動をしていくのだろう? 芸能の世界で生きていく覚悟は、腹は決まるのだろうか?
「このYEOの写真に、萩庭さんが撮ってくれる写真に、その覚悟が写っていたらいいですよね。撮ってもらっている間はうれしくて、楽しくて、ワクワクしていました。忘れていたワクワク感が、戻ってきたような気がします。ワクワクに従っていれば間違いないって、そう思うことにします(笑)」
 長沢裕の、明日はどっちだ!?

  • 出演: 長沢裕 ながさわ ゆう

    1993年生まれ。福島県出身。2016年、立教大学在学中に『ZIP!』(日本テレビ)6代目のお天気キャスターに就任、2017年3月で終了。今後も『ZIP!』のショービズ担当リポーターとして出演するほか、『趣味の園芸 やさいの時間』(NHK Eテレ)、『福島まるごとライブ ヨジデス』(KFB福島放送)のレギュラー出演が決まっている。
    オフィシャルブログ http://ameblo.jp/yu-nagasawa/

    HAIR&MAKE:清遠 鮎美 Kiyoto Ayumi (Be..Go)

    衣装協力 IPSÉ http://www.ipse-official.com/

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    Android版 https://play.google.com/store/apps/details?id=com.alphawave.yeo_android&hl=ja

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/