サハラマラソンは、約250キロの距離を7日間かけて踏破(走ったり歩いたり)する過酷なレース。しかもランナーは自分に必要な衣食住を自力で運ばなければならない。寝袋・食糧(水は別途支給される)・装備品を詰め込むリュックの重さは6.5~15キロ。コースは砂丘、岩場、干上がった川底など6ステージあり、それぞれに決められた制限時間をクリアしないと、失格になる。気温は、昼間は50℃まで上がることがあり、夜中は6~10℃まで下がることも。
 世界各国から約1300人ものランナーが挑戦するというこのレースに、今年は日本人約50人がエントリーしているという。その中のひとりが、矢原里夏。今週のYEOは彼女をクローズアップする。
「昨年の10月頃、友だちが突然連絡してきて〝来年4月のサハラマラソンに出るんだけど、矢原も出ない?〟って言うんです。すぐに〝出る-!〟って答えてました(笑)。出場を決めてからいろいろ実情を知って、あまりに大変そうなので1度はビビったんですけど。でも今までの人生で、4月に何をしていたのかを考えてみたら、何も思い浮かばなかった。私は、パッと思い浮かぶことがなにもない4月を32年間も過ごしてきたんだなーと思って、だったら今年は絶対に忘れられない4月を経験してみようって気持ちになりました」
 人生を楽しくすることができるのは、自分だけ。とはいえ、何もここまで過酷なマラソンに挑戦しなくても。マジで大丈夫なの? とあれこれ聞いているうちに、彼女ならやれるかも、いや、やってしまうかも、という気がしてきた。今日から金曜日まで連日更新のYEOを読めば、あなたもきっと、そう思うはず。

  • 出演: 矢原里夏 やはら りか 

    1984年生まれ。中学・高校時代はハンドボール選手として活躍。大学を卒業後一般企業に就職したが2年で退社。バックパッカーとして世界各地を旅する。後に学研『FYTTE』専属モデルオーディションを経てモデルへ転身。テレビやラジオなどのリポーター、MC、舞台などで活躍中。
    オフィシャルブログ  http://ameblo.jp/yahara-rika/

    サハラマラソン挑戦記  http://fytte.jp/feature/series/1701/sahara01.php/

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    撮影協力 ミレーストア東京 http://www.millet.jp/

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/