ミス・ユニバース世界大会を見て、感じたことがもうひとつ。
「世界は広いなーって(笑)」

 どんな美女が選ばれるのか、その時々の社会情勢によって微妙に変化するものらしいが、今年はアフリカや南米などから参加した美女が上位に食い込む傾向が強かった。

「どんな肌色でもどんな体型でも身長でも、それぞれが美しいというテーマが強く打ち出されているように感じました。そして私、恥ずかしいのですが、アフリカとか南米にどんな国があってどういうお国柄なのか、ほとんど知識がなかったんです。ですからケニア代表の女性が流暢な英語で堂々とスピーチをするのを見て、本当にびっくりしてしまった。ケニアといえばサバンナ、くらいしかイメージがなかったもので・・・・。私はなんて無知なんだろう、なんて狭い世界で生きてきたんだろうと、ショックを受けました」

 世界各国から来た美女たちと場を共有することで、小柴綾香は世界の広さと深さを痛感したようだ。逆に、各国の代表たちと直に接したことが、自信にもつながったようで。

「ずっと憧れていた2015年度のミスにも会えたんです。自分が出場する前からずっと、ミス・ユニバースのサイトを見て、〝いいね!〟をクリックしていた人でした(笑)。彼女は想像していたよりも小柄だったのですが、オーラがあるというかパワフルというか。身長が高くなくても、圧倒的な存在感があればミスになれる。外見だけが勝敗を左右する世界じゃないんだと、改めて納得しました」

  • 出演:小林綾香 こばやし あやか 

    青森県出身。24歳。視能訓練士。ミスユニバースジャパン東京大会代表。身長169㎝。

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/