YEOには、これが2度目の登場。前回(2016年1月4日~8日)の記事には、〈美人すぎる視能訓練士〉というタイトルがついている。その中で彼女は、こんな話をしてくれた。病院で働くかたわら、『ミス・ユニバース2016』に挑戦。東京大会で最終選考まで残ったものの、残念ながら2位でした、と。
そして1年3ヶ月後の今、小柴綾香には〈ミス・ユニバース2017 東京代表〉という肩書がついている。昨年11月29日、彼女は見事リベンジを果たしたのだ。

「正直にお話しすると、最初に挑戦して東京大会2位で終わったとき、やりきった実感がなかったんです。準備する時間も足りなかったし、私自身、荒削りのまま参加してしまって、完全燃焼できませんでした。生意気に聞こえるかもしれませんが、どこか納得出来ないところがあったんです」

 たしかにね。前回会ったときの彼女は、キラッキラの美人さん。とはいえ、もっとキレイになりそうな可能性をまだまだいっぱい秘めていた。伸びしろ、あり、だったのだ。

 昨年の夏頃、周囲の応援を受けて、ミス・ユニバースに再トライを決意。以来、ウォーキングやスピーチ、メイクアップのテクニックなどいろいろいろいろ研究して、東京大会に臨んだ。そして見事、代表の座をゲット!

「今年は雑念なく、周りに気を取られることなく自分にフォーカスして挑めました。そこが一番の成長ポイントだったと思います。前回は初めてのコンペティションということもあって、あの人はウォーキングが上手だな、あの人はスピーチがうまいから高評価につながるな、あの人はウエストがくびれているな、と、参加している他の人たちが気になって仕方なかったんです(笑)。今回は、他の人と自分を比べるのを止めました。それぞれの個性として受け入れることができたのかな、と」

 この1年で、小柴綾香は急成長。外見だけでなく、メンタルでも強く、たくましくなったようだ。いったい何があったのか。金曜日まで連日、写真とともにリポートします!

  • 出演:小林綾香 こばやし あやか 

    青森県出身。24歳。視能訓練士。ミスユニバースジャパン東京大会代表。身長169㎝。

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  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/