蒲生麻由が前回YEOに登場したのは約5年前。女性ランナー集団『Run Girl』発足メンバーのひとりとして登場している。

「その後祖父が亡くなり、祖母が亡くなり、可愛がっていた愛犬も死んでしまったんです。さらには離婚問題。ちょうどその頃、たまたま産婦人科を受診したら、宣告されたんです。『もしあなたが子どもを欲しいのなら、早急に動き出すべきです。あなたに時間はありません』と」

『時間がない』というのは、早くしないと、妊娠するのが難しくなりますよ、と言う意味。たまたま、生殖医療科のある産婦人科だったため、初診で受けた血液検査で、AMH(アンリミューラリアンホルモン)値に異常が発見されたのだ。

「〝あなたは30代前半だけど、卵巣は40代です。でも3年から5年の猶予があるので、今から妊活すれば十分間に合います〟と言われました。でも離婚問題が勃発している最中でしたから、頭が真っ白になってしまった」

 子どもはいつか必ず、産み育てたいと思っていたという。
「その少し前に祖父と祖母を立て続けに亡くしていたので、その宣告がより切実に感じられたんです。私が20代半ばの頃に祖父と祖母から戦時中の壮絶な話を聞いたことがあって、それまでは当たり前と感じていた自分の命は〝奇跡〟なのだと思えたんです。ふたりが無事生きて日本に帰ってきてくれたから父と母が生まれ、さらに私が生まれた。それを知ってから、自分の命に対する執着がすごく強くなりました。ふたりが亡くなっていくのを見ながら、私がこの命を繋がなければと思った。私は健康だし、生理も規則的にあったので、当然それができると思っていたのに・・・・」

 次々と起こる、試練。
「もう、なんか、すべての扉を閉ざされたくらいの気持ちでした。思い描いていた人生と、どんどん違う方向に行ってしまう。どん底に堕ちたと思いました」

 そして、さあどうする? 続きは明日へ!

  • 出演:蒲生麻由 がもう まゆ

    1982年3月16日生まれ。埼玉県出身。女性ファッション誌『プチセブン』『ViVi』の専属モデルとして活躍後、『仮面ライダー響鬼』をはじめ特撮シリーズで女優としての活動の場を広げ、その後、TBSの連続ドラマ『ハタチの恋人』、映画『少林少女』(2008) 『沈まぬ太陽』(2009)『サヨナライツカ』(2010)など、数々の映画、TVドラマや広告に出演。更にフルマラソンやトライアスロンにも挑戦してきたことでライフスタイルにも注目されてきた。
    ブログ http://ameblo.jp/mayu-gamo/

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/