ハイヒールは女の心意気、だと思う。

 今どきのファッションは何でもアリで、どんな服にもスニーカーだろうがペタンコ靴だろうがオヤジ靴だろうが、合わせてしまえばそれなりに、そういう着こなしとして認められてしまう。女らしさより機能性。ガシガシ歩き回るためには、ハイヒールなんて履いてられない、という事情もある。

 でもそんな中、ハイヒールをあえて選ぶのは、ある種の意思表明。

 私、オトナです。私、女です。私、やってやります。・・・・的な。

 本人がそう思っていなくても、その緊張感こそがハイヒールの魅力。

 今週のYEOが追いかけるのは、モデルの夢乃さん、16歳。すらっと長身、顔ちっちゃ! しかも美形。そして足元は、ハイヒールの黒いパンプス。

「ハイヒールを履き出したのは、高校に入ってからです。モデルになったから履いているわけではなくて、なんとなく。大分慣れましたけど、やっぱりずーっと履いていると疲れますね(笑)」

 ハイヒールを履いて、夢乃さんはどこに向かうのか。明日から1週間、YEOと一緒に追跡してみませんか?

  • 出演:夢乃(ゆめの)

    モデル。2000年1月28日東京生まれ。フェイスブックに載った写真をきっかけに今の事務所にスカウトされた。まだ仕事を始めたばかりのニューフェイス。

    オフィシャルサイト http://www.scroll2003.com/category/talent/

    ヘアメイク:内藤歩

  • 取材/文:岡本麻佑

    国立千葉大学哲学科卒。在学中からモデルとして活動した後、フリーライターに転身。以来30年、女性誌、一般誌、新聞などで執筆。俳優、タレント、アイドル、ミュージシャン、アーティスト、文化人から政治家まで、幅広いジャンルの人物インタビューを書いてきた。主な寄稿先は『éclat』『marisol』『LEE』『SPUR』『MORE』『大人の休日倶楽部』など。新書、単行本なども執筆。

  • 撮影:萩庭桂太

    1966年東京生まれ。東京写真専門学校卒業後、フリーランス・カメラマンとして活動開始。
    雑誌、広告、CDジャケット、カレンダー、WEB、等幅広いメディアで活動中。
    ポートレート撮影を中心に仕事のジャンルは多岐にわたる。
    「写真家」ではなく「写真屋」、作家ではなく職人であることをポリシーとしている。
    雑誌は週刊文春など週刊誌のグラビア撮影を始め、幅広い世代の女性ファッション誌の表紙を撮影中。
    http://keitahaginiwa.com/